はじめに
勉強なんて何年ぶり?
え?この歳で覚えられるの?続くかな…。
そんな不安だらけのスタートだった私ですが、気づけば筆記も実技も突破して、今では保育の現場で働いています。
「覚えられない」「時間がない」——40代50代からの挑戦は、たしかに簡単じゃありません。でも工夫次第で、ちゃんと道は開けました。
この記事では、怠け者で三日坊主の私がなんとか続けて合格までたどり着いた、リアルな勉強法・つまずきポイント・使った教材や費用をぜんぶお伝えします!
保育士試験ってどんなもの?
まず、保育士試験には筆記と実技の2つがあります。
筆記はなんと9科目もあり、それぞれが専門的です:
- 保育原理
- 教育原理
- 社会的養護
- 子ども家庭福祉
- 社会福祉
- 保育の心理学
- 子どもの保健
- 子どもの食と栄養
- 保育実習理論
筆記に合格すると、実技試験へ進みます。実技はこの中から2つを選択:
- 言語表現(3分のお話)
- 造形表現(絵を描く)
- 音楽表現(ピアノやギターなど)
私はピアノが苦手だったので、言語と造形を選びました。

最初は何から始めた?私の保育士試験勉強法
まずはネットで情報を集めつつ、本屋へ行って参考書を実際に手に取りました。見やすさ・図解・文字の大きさなどをチェックして、以下の教材を購入。
- 福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 上・下(2,200円×2)
とりあえず順番通りに読み始めましたが…正直、
問題の意味単語がわからん!!なにこれ!!
それでもめげずにテキスト通りに進め、並行してYouTubeも活用しました。
特におすすめなのが、「ほいくんの保育士チャンネル」。語呂合わせやテンポの良い話し方で、理解がスムーズに。家事をしながら聞いたりしていました。
わからない部分は動画で確認→テキストで補強→また動画…の繰り返しで、だんだん頭に入ってきました。
そして一通り教材を読み終えたら、ネットに公開されている過去問をひたすら解く日々。
過去問と似た形式が本番でも多く出たので、これは本当に重要です。
私の勉強スケジュールは、基本こんな感じ:
- 朝:家族が起きる前の2時間
- 夜:寝る前に30分
- 通勤:スマホで保育指針を聞き流し
やる気が全く出ない日も続いたりして数週間後にまた始めるみたいな感じでした。
40代ならではの「勉強のコツ」と工夫
■ 老眼との戦い(笑)
まず一番の敵は老眼。文字が小さすぎて読めない!
そこで私は100均の老眼鏡を家のあちこちに置きました。キッチン、リビング、バッグの中…。どこでもすぐ見られるように。
パソコンの文字は拡大して勉強しました。
■ 忘れるのが当たり前!
40代、記憶力はやっぱり20代には勝てません。
「昨日覚えたはずなのに…」って日常茶飯事。
だから私は:
- 夜に覚えた内容を翌朝なるべく復習
- 書いたメモを壁に貼って常に目に入るように
- 「一時間勉強したらアイス解禁♪」などの小さなご褒美制度も(笑)
ムリをしない、楽しみながら続けることがコツです。
実際に使った教材と、かかった費用はどれくらい?
私が独学で合格するために実際に買った教材は以下の通りです:
使用した参考書
- 福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 上下巻(2200円×2)…4,400円
- ユーキャンの保育士過去&予想問題集(2,750円)
- 保育士一問一答問題集(成美堂出版)(1,540円)
実技試験で使用した教材:
- 保育士実技試験完全攻略(成美堂出版)(1,540円)
受験料(2回分):
- 約13,000円 × 2回分=約26,000円
🧾 合計金額:約36,230円
ネットの無料過去問やYouTubeを併用すれば、独学でも十分いけると感じました。
保育の内容は、法律の改正などでよく変わります。そのため、できるだけ新しい本を使うことをおすすめします。古い本だと、現在の試験に合っていない情報が含まれていることもあるんです。
でもメルカリなどの中古サイトでも、まだ新しくて使える参考書がたくさん出ています。うまく活用すれば、費用をおさえながら勉強できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
つまずいた科目と乗り越えた方法
■ 社会福祉・社会的養護が鬼門!
とにかく、福祉系の科目が難しかったです。法律の名称や制度が多く、最初はチンプンカンプン。
何度も参考書を読んで、ノートに書き出して、「なんでこうなるのか?」を自分なりに言葉にして覚えました。あと、語呂合わせもめちゃ有効。
■ 保育実習理論の「楽譜地獄」
ピアノができない私は、保育実習理論の音楽パートで苦戦。
楽譜を見ても「え?これ…暗号?」「音符って何語!?」って感じで、
記号の意味も音の長さの違いも、チンプンカンプン(涙)
紙に鍵盤を描いて、指を動かしながら、まさにゼロからのスタートでした。でも何度も繰り返すうちに少しずつ感覚がつかめてきて、あとは毎年よく出るパターンを掴んで感でなんとか合格できました。
続けられた理由と、モチベ維持のヒント
■ 過去の自分に「今しかない」と言い聞かせた
それまで、何かを本気で頑張ったことがなかった私。
「今ここで頑張らなきゃ、もう一生何もできない気がする」と思ったんです。
資格も特技もない50代目前。このままでいいのか?と考えた時に、「変わりたい」気持ちが勝ちました。
■ 成長している実感が楽しかった
少しずつでも、理解できることが増えるたびに「私でもやればできる!」という気持ちが積み上がりました。
- 1問でも多く正解できた
- 苦手な科目を理解できた
- 朝の勉強が習慣になった
そんな小さな成功が、何よりのモチベーションです。
まとめ:年齢を理由にあきらめなくていい!
保育士試験は簡単ではないけれど、40代・50代でも全然挑戦できる試験です。
なんなら試験会場には60代かなって方もちらほら見かけました。
覚えるのに時間がかかってもいい。忘れたらまた覚えればいい。
私は「まだいける!」と自分に言い聞かせながら、コツコツ進んできました。
「どうせ無理」「今さら勉強なんて…」と迷っている方へ。
まずは本屋で参考書を手にとってみてください。それが最初の一歩になります。
やってみたら、きっと思いますよ。
まだまだこの歳でも覚えられる!私はいける!って
そして、私は完全独学で勉強しましたが、
ネット講座や通信教材を活用している方もたくさんいます。
中には、講座のスケジュールに沿って進めることでモチベーションが保ちやすかったという声も。
「続けること」こそが一番大切なので、自分に合ったスタイルを見つけてくださいね。
あなたの楽しい未来を応援しています✨
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