「保育の仕事=保育士」だけじゃない
「保育の仕事って、資格がないと無理なんじゃない?」
そんなふうに思っていた私が、40代で保育の世界に一歩踏み出すことができたのは、無資格でもできる保育の仕事が意外と多くあったからでした。
子育てが少し落ち着き、自分の時間が持てるようになった頃、
「そろそろ何か始めたいな」と思って、最初に登録したのがベビーシッターの派遣会社でした。

最初の一歩は「ベビーシッター」
ベビーシッターは、個人宅に訪問してお子さんをお預かりするお仕事です。
私が担当したのは、主に平日の昼間、保護者の方が外出中の数時間だけお預かりするケースが多く、
基本的には一対一でじっくり関われるスタイルでした。
ベビーシッターの魅力
- 一人のお子さんとじっくり向き合える
- 落ち着いた環境で過ごせる
- 保護者と直接コミュニケーションがとれる
忙しい保育園とは違って、ゆったりした時間の中でお子さんと関われるのが、とても心地よかったです。
一方で、こんな大変さもあります。
ベビーシッターの大変さ
- 基本的に一人なので、責任が重い
- 万が一の時にすぐ助けを呼べない不安
- 自分が休むと代わりの人にお願いしないといけない
それでも私は、このお仕事で「子どもと関わる楽しさ」を改めて実感しました。
小規模園で「保育補助」としての経験も
派遣会社を通じて、小規模保育園や院内保育施設に派遣されることもありました。
このときの私はまだ資格がない状態でしたが、保育補助として働いてました。
保育補助の主なお仕事は、
- 子どもたちと一緒に遊ぶ
- 食事やお昼寝の見守り
- 先生たちのサポートやお掃除
- 寝かしつけトントン
- お散歩補助
「保育園で働くのって、もっと特別なことかと思ってた…」
そんな私の思い込みは、ここでガラッと変わりました。
現場で先生たちを支える役割でも、子どもたちとの関わりはたっぷりありますし、
日々の小さなやりとりの中で信頼関係が生まれるのがとても嬉しかったです。
イベント保育という働き方もある
さらに、イベント保育という仕事にも挑戦しました。
これはセミナーや講演会、展示会などの会場で、保護者が参加している間、
複数のベビーシッターで多数のお子さんをお預かりするお仕事です。
- チームで連携して保育する
- 同じ派遣会社のシッター仲間と再会できる
- 普段とは違うにぎやかな雰囲気も楽しい
とてもエネルギッシュな現場でしたが、ここでもたくさんの学びと楽しさがありました。
無資格でも保育の仕事はできる!
このように私は、
- ベビーシッター
- 小規模保育園の保育補助
- イベント保育
…といった、無資格でもできる保育の仕事をいくつも経験してきました。
「保育士じゃないとできない」と思い込んでいたけれど、
実は、子どもと関わる方法はたくさんあるんです。
特に40代〜50代で「今さら…」と思いがちな年齢の方にこそ伝えたい。

意外と無資格でも子供たちと関われる仕事はたくさんある!
最初の一歩が、その先の未来につながった
こうして少しずつ経験を積んでいくうちに、
「やっぱりもっと保育を学びたい」と思うようになり、
後に子育て支援員の資格を取得し、保育士試験にも挑戦することになりました。
私が保育士になれた理由は、間違いなくこの“無資格での現場経験”があったから。
あなたも、遅くない。今からで間に合う!
もし今、あなたがこう思っているなら——
「無資格だけど、保育の仕事に興味がある」
「40代・50代だけど、今からじゃ遅いかな」
「子どもと関わる仕事がしたいけど、自信がない…」
大丈夫。
私もそう思っていました。でも、一歩踏み出したら、世界が変わりました。
年齢や資格に関係なく、「子どもが好き」「誰かの役に立ちたい」という気持ちがあれば、始められます。
あなたを待っている子供たちはたくさんいます!
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